






2021年にロンドンの「デザイン・ミュージアム(The Design Museum)」で開催された展覧会に伴い刊行された。
1920年代から20世紀末にかけての長いキャリアを、美しい図版とともに広く紹介する。モダニズムのパイオニアであり、多大な影響を与えてきたデザイナーでもあるが、同時にダイナミックで冒険心に溢れ、社会問題にも関心高く、協働することも好んでいたその人間性にも光を当てている。「モダンライフ」とは何だったのか?常にそのことを追求し、ある意味その定義づけにも貢献し確実に実践していた作者の生き様とアティチュードを感じられる1冊である。

「デザイン・ミュージアム」のディレクター兼チーフエグゼクティブであるティム・マーロウ(Tim Marlow)、同美術館のチーフキュレーターであり評論家のジャスティン・マクガーク(Justin McGuirk)、オープン大学の美術史分野で名誉教授を務めるティム・ベントン(Tim Benton)、ドキュメンタリー映像作家であるジャック・バルザック(Jacques Barsac)、デザイン史家であり作家のペニー・スパーク(Penny Sparke)、デザインやクラフト、現代美術を専門とするキュレーター、作家、歴史家のグレン・アダムソン(Glenn Adamson)、編集者であるセバスチャン・チェルエット(Sébastian Cherruet)、建築家であるジェーン・ホール(Jane Hall)が寄稿。