





イギリス人建築史学者のディヤン・スジック(Deyan Sudjic)による作品集。本書は、世界で最も革新的かつ影響力のあるデザイン企業の一つ、スイスの家具メーカー「ヴィトラ(Vitra)」の全貌に迫る一冊である。
現代のデザインおよび建築の近年の歴史において、同社ほど大きな影響力を持った企業はほとんど存在しない。1950年代から現在に至るまで、チャールズ&レイ・イームズ(Charles and Ray Eames)からフランク・ゲーリー(Frank Gehry)、ザハ・ハディド(Zaha Hadid)、さらにロン・アラッド(Ron Arad)、ジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)に至るまで、世代を超えたデザイナーたちと協働してきた。先進的なアプローチを通じて、同社は我々の生活や働き方そのものを定義し、形づくってきた。
450ページ以上、400点を超える図版を収めた本書は、「ヴィトラ」とデザイナーとの協働関係や、安藤忠雄、ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)、アルヴァロ・シザ(Álvaro Siza)らによる建築を含む「ヴィトラ・キャンパス(Vitra Campus)」の豊かな建築的遺産を紹介する。現代デザイン史の重要な記録であると同時に、ビジネスにおけるデザインの役割への洞察を提供し、成功するプロダクトを生み出すデザインプロセスの本質を明らかにする一冊である。









