







スペイン発、2008年創刊の年二回刊行のインテリア雑誌『Apartamento』。第37号の表紙を飾るのは、アメリカ人詩人、小説家、作家であるアイリーン・マイルズ(Eileen Myles)と、テキサス州マーファに建つ自邸である。
マイルズ自身が「孤独の要塞」と呼ぶ砂漠の拠点が写真で公開されるのは今回が初となる。自伝的小説『Chelsea Girls』(1994年、Ecco刊)の著者であるマイルズは、マネージング・エディターのレイラ・ベニテス=ジェームズ(Layla Benitez-James)と対話し、マーファとの関連性、ニューヨークとテキサスでの日々の習慣、愛と喪失をめぐる執筆について語る。それは、自身のレガシーと死との関係を巡る率直な省察でもある。アメリカ人アーティスト、フォトグラファーであるコール・バラシュ(Cole Barash)によるポートレイトは、マイルズの住まいと「ライティング・シャック(執筆小屋)」を写し出す。そこは、伝説的なイースト・ヴィレッジのアパートメントを再現した創作のための隠れ家である。
アーティストのルーシー+ジョルジュ・オルタ(Lucy + Jorge Orta)に関する特集では、夫妻と、家族のスタジオおよび芸術空間「レ・ムーラン(Les Moulins)」の継承を担う息子レオ・オルタ(Leo Orta)に焦点を当てる。フランスの田園地帯にある旧工業施設である同地では、ルーシーの代表作「Nexus Architecture」(1995年)をはじめとするオルタ夫妻の社会的実践に根ざした作品群が、パブロ・ディ・プリマ(Pablo Di Prima)による写真のなかであらためて提示される。
特集:アイリーン・マイルズ(Eileen Myles)、ロザリンド・ナシャシビ(Rosalind Nashashibi)、イ・カンホ(Kwangho Lee)、マリアナ・チコニア(Mariana Chkonia)、エンツォ・クッキ(Enzo Cucchi)、ジェリー・トーレ(Jerry Torre):『The Marble Faun of Grey Gardens(グレイ・ガーデンズのマーブル・フォーン)』、スザンヌ・ジャクソン(Suzanne Jackson)、浜名一憲(Kazunori Hamana)、ルーシー+ジョルジュ+レオ・オルタ(Lucy + Jorge + Leo Orta)『The Legacy of Les Moulins』、プリヤンカ・シャルマ(Priyanka Sharma)&ドゥシャント・バンサル(Dushyant Bansal)、パオロ・デガネッロ(Paolo Deganello)、ソフィア・フォン・エルリクスハウゼン(Sofía von Ellrichshausen)&マウリシオ・ペソ(Mauricio Pezo)、ロドリゴ・ソロゴイェン(Rodrigo Sorogoyen)、ジャン=ポール・ボージャール(Jean-Paul Beaujard)











