







スカンジナビア発、年二回刊行のインテリア雑誌『ARK JOURNAL』の第16号。世界中の美しい住居とそこに住む人々の物語は、空間がただ美しい家具やアートを置くこと以上に哲学やパーソナリティの表現であることがわかる。2019年にデンマークの有名インテリア雑誌のエディター、スタイリストを長年勤めるメッテ・バーフォード(Mette Barfod)が創刊した本誌は「私たちの周りの空間、そこに置くオブジェクト、そのオブジェクトの作り手」をテーマにしている。建築、デザイン、アートの相互作用にスカンジナビアの価値観や美学を通してフォーカスする。本号は、3種類の表紙でお届けする。
本号では、建築が土地と深く結びついた、類まれな住まいとクリエイティブな空間の数々を探る。丁寧に修復された歴史的建造物から、風景によって形づくられた現代の住まいまで、職人技、記憶、そしてそこに暮らす人々の物語を語る環境を称える。好奇心と繊細さ、そして周囲の環境への深い敬意に導かれた仕事をする建築家、デザイナーなどクリエイティブ活動を行ってきた人々との間で交わされる、心揺さぶられる綿密な対話とスタジオ訪問、そして卓越した住まいの数々を巡る旅へと我々を誘う。建築、インテリア、アート、そして自然が静かな対話を交わす空間を発見し、暮らすこと、創造すること、そして帰属することの新たな形を明らかにする。
本号では、住まいをはるかに長い連続体の一部として捉える。そこで我々は、最終的な作り手としてではなく、ひとときの管理者として存在するにすぎない。そのページは、建物がすでに生き抜いてきたもの、我々がそこで過ごす間に加えるもの、そして去った後に残るかもしれないものへと、より深いまなざしを向けるよう誘いかける。
INTERVIEW:触覚の建築家、トビア・スカルパ。
PORTRAIT:境界的な空間に身を置きながら、ミンジェ・キムは視覚言語の本質を掘り起こす。
INTERVIEW:「隈研吾建築都市設計事務所」のパートナー建築家であり、ヨーロッパの主要プロジェクトを率いる池口由紀が語る、狭間の空間、未完成、そして建築の多孔性。
CASE STUDY:過去と現在が織りなす調和的なコントラスト。
HOME ROME:ラムダン・トゥアミが、パラッツォ・ボルゲーゼのアパートメントに自らの歴史の層を加える。
HOME TRIBECA:アテナ・カルデロンとダニエル・シゲルッドが語る、共有されたヴィジョンと空気感を作り上げること。
HOME BELVÉZET:ニコラ・トレンブリーが、古代と現代を横断しながら14世紀の修道院を改装する。
HOME FINLAND:テーム・クルケラは歴史と地元の職人技に敬意を払いながら家族の邸宅を修復する。
INTERVIEW:ダン・ゴーが、レイラ・ゴハ、パウラ・ジェルバーゼ、ナタリア・クリアドとテーブルの工芸について語り合う。
PHOTO ESSAY:アーティストであるヤン・グライエ(Jan Gleie)とデザイナーのバーバラ・ヴィット(Barbara Hvidt)が捉えるルネサンスの存在感。
ARCHITECTURE:「織田邸」は、日常生活に統合されたデザインとコレクションの哲学を体現する。
LIVING ARCHITECTURE:建築家のシモーヌ・ギリサン=ホア(Simone Guillissen-Hoa)による、模範的なモダニズム建築の住まいについて。











